発達障害(神経発達症)とは
発達障害(神経発達症)とは、生まれつき脳のある部分が未発達だったり、働きがうまくいかないことで、日常生活や社会生活に困難を生じる状態で、幼児期の早い段階から明らかになることもあれば、学校にはいってからわかる場合もあります。神経発達症には、知的能力障害群、コミュニケーション障害群、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症、運動症群などがあります。発達障害といった場合は、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症を指すことが多いようです。
同じ種類の神経発達症であっても、お子様により症状の出かたは異なり、また一人のお子様で様々な神経発達症を合併していることもまれではありません。
発達障害(神経発達症)の子どもたちは、一見普通に見え、また何かが全くできないというわけではないので、甘えやわがままと思われがちです。子どもたちの困難は、神経発達症そのものによるものと、子どもたちの状態にあってない環境や育て方によるものもあります。 子どもたちの成長のためには、周囲とくにご家族の理解と適切な関わりが大変重要となってきます。
子どもに特性があるとわかると、ご家族は本当に不安だと思いますが、お子様の特性をお伝えし、さまざまな問題を一緒に考えていきながら、のちには、子どもたち自身とご家族が自分で向き合えるようになるお手伝いをしていきたいと思っています。